Spresense HDR (High Dynamic Range)カメラボード
Spresense HDRカメラボードは、オンチップの複数フレームデジタル重畳技術によって、従来比倍のHDRイメージセンシング(120dB)に対応します。従来のセンサーでは対応が難しかった暗所や、逆光などの明暗差の大きい環境でもクリアな映像が得られます。次のようなアプリケーションに効果を発揮します。
- 河川や山林・農地などの省電力環境モニター
- 鉄塔や橋梁・発電施設等の省電力インフラモニター
- 出入口など明暗差の大きい場所でのセキュリティカメラ
- 環境によらない安定した認識結果が得られるエッジAIカメラ
- 生産設備における、生産状況の監視や設備内部の異常監視



Spresense の低消費電力マルチコアと開発環境
Spresense は ソニーが開発したスマートセンシングプロセッサー 「CXD5602」 が搭載されたボードです。NuttX ベースの Spresense SDK に加え、Arduino IDE による開発環境も用意しており、手軽に小さく省電力でありながら、パワフルなエッジコンピューティングを体験できます。
- GPS内蔵 GPS、みちびき、GLONASSに対応し、複数システムを同時受信するマルチGNSS(Global Navigation Satellite System: 全球測位衛星システム)を内蔵しています。
- ハイレゾリューションオーディオ機能内蔵 192kHz/24bit のオーディオコーデックとClass-Dのデジタルアンプを搭載、マイク入力も最大8チャンネルサポートできます。
- マルチコアプロセッサ Spresense のスマートセンシングプロセッサ- CXD5602 には、低消費電力で動作可能な、ARM® Cortex® -M4F が6つ搭載されています。
Spresense の幅広い活用事例
Spresense はエッジコンピューティングを必要とするエリアで幅広く活用できます。例えば、AIやFA、ロボティクス、スマートスピーカや個人情報をエッジ処理するセキュリティシステムなど、その活用範囲は多岐に渡ります。
最新の活用事例

超小型の変形型月面ロボット「SORA-Q」にSpresenseが搭載!
JAXA様、タカラトミー様、同志社大学様、ソニーグループ
直径約8cmの超小型の変形型月面ロボット「SORA-Q」(ソラキュー)にSpresenseのメインボードとカメラボードが搭載され、月面を走行し、Spresenseのカメラで着陸機や周囲を撮影するというミッションの遂行を目指します!
クレジット:JAXA/タカラトミー/ソニーグループ(株)/同志社大学

リーマンサット・プロジェクトにおけるSPRESENSの宇宙利用の検討を開始
一般社団法人リーマンサットスペーシズ様
一般社団法人リーマンサットスペーシズが運営する趣味の宇宙開発団体リーマンサット・プロジェクトは、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社製のSPRESENSEの宇宙利用の検討を開始しました。

Arduino IDE で手軽にマルチコアプログラミング、Spresense SDK で本格的な組込み開発
Spresense なら、手軽に Arduino IDE でマルチコアプログラミングを楽しめます。また、ソニーの Neural Network Console と連携すれば、今までハードルの高かったエッジAIシステムを簡単に構築できます。本格的な組込み開発を志向する方には NuttX ベースの Spresense SDK で、Spresenseのもつ能力をフルに活用することができます。LPWAやWi-Fi、BLE等のペリフェラルボードと組み合わせて、本格的な 低電力AI x IoT システムを作ってみましょう。
ハードウェア拡張オプション

HDR カメラボード
Spresense のHDR対応カメラボードは、ソニー製イメージセンサー「ISX019」を搭載し、暗所や逆光など、従来品では撮影が難しかった環境下においても鮮明な画像を得ることを可能にします。このほか、省電力性能やバッテリー駆動にも対応することにより、デベロッパーによるアプリケーションやシステム開発の可能性を拡げ、IoT(Internet of Things)センシング市場のさらなる普及・拡大に貢献します。

Spresense 拡張ボード
Spresense拡張ボードは、音楽を手軽に楽しむために、SDカード、ヘッドホンジャック、マイク接続用ピンヘッダー備え、3.3Vもしくは5.0V選択可能な Arduino UNO 互換のピンソケットを利用できます。

Spresenseカメラボード
Spresense カメラボードは、500万画素のソニー製CMOSイメージセンサーを搭載。FOV78度の固定焦点レンズを備え、JPEG, RAW, Y/C, RGB 出力が可能な専用パラレルインタフェースによりメインボードと直接接続できます。
サードパーティー製拡張オプション
Add-onボード
最新のボードはこちら!

SPRESENSE用 LoRa Add-onボード(DTH-SSLR
SPRESENSE用 LoRa Add-onボード(DTH-SSLR)は、SPRESENSEで使用するためのLoRa用のAdd-onボードです。簡単にLoRa通信を実現することができます。

SPRESENSE用 イーサネットアドオンボード
SPRESENSE本体に載せて動作するEthernet Add-Onボードです。有線ルーターなどに接続することでインターネット通信ができるようになります。

Spresense 用 eMMC(KLMAG1JETD-B041) Add-on ボード
Spresense 用のeMMC拡張ボードです。Samsung SemiconductorのKLMAG1JETD-B041(eMMC 5.1).を使用しています。
拡張ボード

ELTRES SPEXEL
SPEXEL は Spresenseに装着することでELTRES通信が可能になる拡張基板です。
Spresenseの各種アドオンセンサー及びカメラモジュールを接続しAIを活用することで、様々なシチュエーションにおいてエッジ処理して抽象化したデータを送るIoTシステムの構築が可能です。

Tiny expansion board for Spresense
メインボードとほぼ同等のサイズながら、SPI、I2C、UART、PWM、ANALOGをJST SHコネクタにより取り出すことで、PoC利用する際など、大きさを最低限に抑えながら外部のセンサや装置などへ柔軟に接続することができるようになります。

B-stem LTE01
SPRESENSEメインボードにさくらインターネットのsakura.ioモジュール(LTE)SCM-LTE-01を接続する拡張ボードです。さくらインターネットが提供するLTE通信網を通じたデータ送受信を実現します。接続したセンサー類の検出結果を送信することができます。またmicroSDカードスロット、オーディオ入出力を搭載しています。
POC キット

Mic&LCD KIT for SPRESENSE
マイクとLCDにスイッチがついた、SPRESENSE向けの基板キットで、テストプロダクトに最適です。ハンダ付け済みですぐに使い始めることができます。

Mic-kit for SPRESENSE_LTE
SPRESENSE LTE拡張ボード用のアナログマイクが2本入ったキットです。テスト録音にて全数動作確認済みで、はんだなしですぐご使用いただけます。テストプロダクトに最適です。

Spresense 学習ボードキット
APS学習ボード(SPRESENSE Extension Board用)に実装部品のはんだ付けを行い、LCDとセットにした製品です。
SPRESENSEの提供する、カメラ撮影機能、LCDディスプレイ表示機能、録音機能、入出力制御機能などを簡単にお試し頂けます。
サードパーティ製ソフトウェア開発環境・ライブラリ

NEQTOは、MCU内蔵型エッジプラットフ ォームです。NEQTOのクラウド環境から Spresenseに接続された機器やセンサー を遠隔操作し、データをリアルタイム且 つ双方向通信する仕組みを提供します。
作品集
More Spresense projects on Hackster.io
関連書籍・オンラインコンテンツ
関連書籍

SPRESENSEではじめるローパワーエッジAI
本書はSPRESENSEの基本的な使い方とソニー独自のAIツール「Neural Network Console」を使用したIoT向けの組み込みAIを解説します。本書で取り上げるのは、リアルタイムでの画像認識、マイクとオートエンコーダを使った異常検知、物体抽出、音声コマンドの認識、加速度・ジャイロセンサーを使ったモーション認識など。Arduino IDEとGUIベースのNeural Network Consoleを組み合わせることで、AIの初学者でも容易に組み込みAIを実現できるでしょう。

トランジスタ技術 2023年4月号
第1章 今6000円で買えるボードSpresense入門
第2章 Spresenseで試せるお手軽AI環境入門
第3章 市販マイコンSpresenseの宇宙撮影実験レポート
第4章 ROS制御対応のカメラ付き小型ローバーの製作
オンラインコンテンツ

Spresense チュートリアル
- Spresenseの紹介
- Spresenseの使い方
- NeuralNetworkConsole (NNC)の紹介
- Spresense とNNC によるAIプログラミング

Spresense 初心者講座
初心者講座ではSPRESENSEの優れた演算能力を活用することにより、様々なアプリケーションを実現できることを紹介するとともに、AI、ディープニューラルネットワーク(DNN)との連携で、業務でエッジAIの基礎を学ぶことができます。
マガジン・インタビュー

モノづくりを次フェーズに | SPRESENSEとMaximoのワンストップIoTサービス
今年2021年は、ローカル5Gや通信コストの値下がりなど、ビジネスを取り巻く通信環境にも大きな変化が起こりそうだ。そんな中で注目されているのがビジネスにおけるIoTとエッジコンピューティングであり、それを実現するためのデバイスだ。

深層学習の研究者が語る、SPRESENSE™の魅力。スマートファクトリーが始まる「次世代の技術者育成にSPRESENSE™」
深層学習による機械設備の異常検知を研究している岐阜大学の速水・田村研究室。モノづくりの現場から採取した大量のデータを、高性能な演算リソースを活用して日々解析をしている。彼らがエッジデバイスとして着目したのは、「SPRESENSE™」だ。研究室が取り組んでいる高度な研究概要をはじめ、速水教授が特に注力する次世代の技術者の育成方法、さらには、そんな彼らを唸らせたSpresenseの魅力に迫ってみた。

技術の粋を集めたSPRESENSE™の挑戦「ビジネス×オープンプラットフォーム」
これまでに培った技術力を集約し、人工衛星などの極地環境にも対応できるIoT向けボードコンピュータ「SPRESENSE™」をリリース。ソフト/ハード/開発環境のすべてを備えたオープンプラットフォームでコミュニティを構築し、世界中の技術者を魅了し製品を昇華させる。これまでにない、まったく新しい形でIoTを成功へと導く、ソニーの掲げた新戦略に迫る。
Webinars
For more Spresense videos, visit the Sony's Developer World's YouTube channel.

CXD5602 - 今までにないプロセッサー
Spresense のプロセッサー「CXD5602」 は、6.5mm x 6.5mm という小ささですが、その機能・性能は他に類を見ることができません。ARM Cortex-M4F を 6つ搭載しているにも関わらず、最新のシリコンプロセスFD-SOI (Fully Depleted Silicon On Insulator) により超低消費電力を実現。さらに、GPSとGLONASSを同時受信できる マルチGNSSと、ハイレゾリューションオーディオ・コーデックを内蔵しており、そのユニークさは際立っています。今までにないあなたのアイディアを、今までにないプロセッサーで実現してみませんか?